オブジェクトの情報を参照するには、
OBJECTSデータディクショナリビューを参照します。
オブジェクトとは、テーブルとかビューなどのオラクルで作られる要素です。
OBJECTSデータディクショナリの種類
OBJECTSデータディクショナリビューには以下3種類があります。
DBA_OBJECTS | 全てのOBJECT情報を対象とする ※権限が必要 |
---|---|
ALL_OBJECTS | ログインユーザが参照可能なOBJECTを対象とする |
USER_OBJECTS | ログインユーザが保持するOBJECTを対象とする |
OBJECTSデータディクショナリの定義
OBJECTSデータディクショナリの定義です。
(DBA/ALL/USERの違いは、OWNER列のありなしのみです。)
列名 | 型 | メモ |
---|---|---|
OWNER | VARCHAR2(128) | 所有者 ※DBA_OBJECTS/ALL_OBJECTSのみ |
OBJECT_NAME | VARCHAR2(128) | オブジェクト名 |
SUBOBJECT_NAME | VARCHAR2(128) | サブオブジェクト名 |
OBJECT_ID | NUMBER | オブジェクトID |
DATA_OBJECT_ID | NUMBER | |
OBJECT_TYPE | VARCHAR2(23) | オブジェクトの種類(TABLE、INDEX、VIEW、SYNONYM、PACKAGE、PACKAGE BODY、FUNCTION、PROCEDURE など) |
CREATED | DATE | オブジェクトの作成日時 |
LAST_DDL_TIME | DATE | オブジェクトの最終更新日時 |
TIMESTAMP | VARCHAR2(19) | 作成日時の文字列表現 |
STATUS | VARCHAR2(7) | オブジェクトの状態(VALID、INVALID) |
TEMPORARY | VARCHAR2(1) | Y:一時オブジェクト N:一時オブジェクトでない |
GENERATED | VARCHAR2(1) | Y:名前がシステムによりつけられた N:否 |
SECONDARY | VARCHAR2(1) | |
NAMESPACE | NUMBER | |
EDITION_NAME | VARCHAR2(128) |
サンプル
例)'TARO'が所有しているOBJECTの一覧を取得する
1 |
select * from all_objects where owner = 'TARO' |
メモ
- OBJECT_NAMEを検索条件とする場合、必ず大文字で指定してください。
- DBA_OBJECTSを検索する場合は、すべてのOBJECTを参照する権限が必要です。
- USER_OBJECTSは、「obj」シノニムでもアクセス可能です。
(例)SELECT * FROM obj;