SQL*Plusを簡易接続ネーミング・メソッドで接続する方法です。
OracleClientからOracleデータベースへSQL*Plusで接続するには、
tnsnames.oraに接続情報を設定して、接続文字列を使って接続する方法が一般的です。
しかし、簡易接続ネーミング・メソッドを使うと tnsnames.oraの設定が不要で接続することができます。
構文
- (簡易接続ネーミングメソッド構文)
- sqlplus <ユーザID>/<パスワード>@<ホスト>:<ポート>/<SID>
<ユーザID> | オラクルのユーザID |
<パスワード> | パスワード |
<ホスト> | DBサーバのIPまたはマシン名 |
<ポート> | リスナーのポート番号 ※標準だと1521 |
<SID> | データベースのSID |
例)簡易接続ネーミングメソッドを使ってオラクルに接続する
- コマンドプロンプト
- C:\>sqlplus hoge/hoge@192.168.1.10:1521/testdb SQL*Plus: Release 18.0.0.0.0 - Production on 月 7月 13 11:47:43 2020 Version 18.3.0.0.0 Copyright (c) 1982, 2018, Oracle. All rights reserved. 最終正常ログイン時間: 7月 13 2020 11:47:21 +09:00 Oracle Database 18c Enterprise Edition Release 18.3.0.0.0 - 64bit Production に接続されました。 SQL>
メモ
- tnsnames.oraを設定しなくてもsqlplusから接続できるので、テスト的に接続したい場合に便利です。