初期化パラメータの値を変更する方法です。
構文
- (初期化パラメータの値を変更する構文)
- ALTER SYSTEM SET <初期化パラメータ> = <値>[,<値2> ...] [SCOPE={MEMORY|SPFILE|BOTH}];
SCOPEの値の意味は以下表をご覧ください。
MEMORY | 現インスタンス上のみ変更する ※再起動すると設定した値は消えます。 |
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SPFILE | SPファイル上の設定を変更する ※現インスタンスは変更されず、再起動後に反映されます。 |
BOTH | 現インスタンスとSPファイルの両方の設定を変更する ※SPファイル使用時のデフォルトです。 |
サンプル
例)OPEN_CURSORSの値を20に変更する(現インスタンスのみ)
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ALTER SYSTEM SET OPEN_CURSORS = 20 SCOPE=MEMORY; |
変更値は再起動すると無効になります。
例)CONTROL_FILESの値を変更する
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ALTER SYSTEM SET CONTROL_FILES = 'C:¥ORACLE¥CTL01¥CONTROLFILE¥CONTROL01.CTL', 'C:¥ORACLE¥CTL02¥CONTROLFILE¥CONTROL02.CTL' SCOPE=SPFILE |
変更値は再起動後に反映されます。
例)RESOURCE_LIMITの値をFALSEに設定する
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ALTER SYSTEM SET RESOURCE_LIMIT = FALSE SCOPE=BOTH; |
現セッションと再起動後両方の値が変更されます。
解説
- SCOPE=BOTHの場合は、デフォルト値のため省略可です。