ユーザを作成・変更・削除するサンプルです。
ユーザを作成する
ユーザを作成するには、CREATE USER句を使用します。
【構文】
CREATE USER <ユーザ名> IDENTIFIED BY <パスワード>;
同時に以下のパラメータを指定することもできます。
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 |
CREATE USER <ユーザ名> IDENTIFIED BY <パスワード> --デフォルト表領域を指定 DEFAULT TABLESPACE <表領域名> --一時表領域を指定 TEMPORARY TABLESPACE <表領域名> --プロファイルを指定 PROFILE [<プロファイル名> | DEFAULT] --ユーザーに使用を許可する表領域のサイズを指定 QUOTA [<サイズ> | UNLIMITED] ON <表領域名> --初回ログイン時にパスワードの変更を必須とする指定 PASSWORD EXPIRE --アカウントのロック状態を指定 ACCOUNT [LOCK | UNLOCK] |
【サンプルSQL】
例)以下の条件でユーザを作成する。 ユーザ名:taro
パスワード:pass
デフォルト表領域:tbs01
一時表領域:tmp01
プロファイル:デフォルト
表領域は既に作成済みである必要があります。
1 2 3 4 5 6 |
CREATE USER taro IDENTIFIED BY pass DEFAULT TABLESPACE tbs01 TEMPORARY TABLESPACE tmp01 PROFILE DEFAULT / |
ユーザを作成しただけだと権限が無いため何もできません。
以下のように権限を付与します。
1 |
GRANT DBA TO taro; |
メモ
- ユーザを作成するには、CREATE USERシステム権限が必要です。
ユーザを変更する
ユーザを変更するには、ALTER USER句を使用します。
【構文】
ALTER USER <ユーザ名> IDENTIFIED BY <パスワード>;
指定できるパラメータは、CREATE USERの時と同じです。
パラメータについては、上記記事「ユーザを作成する」をご覧ください。
【サンプルSQL】
例)ユーザtaroをロック状態にする
1 2 3 |
ALTER USER taro ACCOUNT LOCK / |
メモ
- ユーザを変更するには、ALTER USERシステム権限が必要です。
ユーザを削除する
ユーザを削除するには、DROP USER句を使用します。
【構文】
DROP USER <ユーザ名> [CASCADE];
ユーザが所有するオブジェクトも同時に削除したい場合にCASCADEを指定します。
【サンプルSQL】
例)ユーザtaroを削除する
1 |
DROP USER taro; |
例)ユーザtaroをオブジェクトも含めて削除する
1 |
DROP USER taro CASCADE; |
メモ
- ユーザを削除するには、DROP USERシステム権限が必要です。