権限・ロールの付与を行うには、GRANTを使用します。
構文
ユーザまたはロールに対して権限を付与できます
- (システム権限の付与を行う)
- GRANT <権限名、ロール名> TO <ユーザ、ロール>;
- (オブジェクト権限の付与を行う)
- GRANT <権限名> ON <対象> TO <ユーザ、ロール>;
サンプル
例1)DBAロールをtaroユーザへ付与する
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GRANT DBA TO taro; |
例2)CREATE ANY TABLEシステム権限をtaroユーザへ付与する
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GRANT CREATE ANY TABLE TO taro; |
例3)jiro.prc1プロシージャを実行する権限(オブジェクト権限)をtaroへ付与する
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GRANT EXECUTE ON jiro.prc1 TO taro; |
例4)taro.muserテーブルへSELECT、INSERT、UPDATE、DELETEする権限をtaroユーザへ付与する
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GRANT SELECT, INSERT, UPDATE, DELETE ON taro.muser TO jiro; |
解説
- オブジェクト権限、システム権限に係わらずGRANTを使用します。
- 権限を付与するユーザは、権限を付与できる権限を持っている必要があります。
- すべてのシステム権限を一括で付与したい場合は、以下記事をご覧ください。
→ [ORACLE] すべてのシステム権限をユーザ、ロールに付与する(GRANT ALL PRIVILEGES) - 権限を剥奪するには、REVOKEを使用します。詳しくは以下関連記事をご覧ください。