オラクルをシャットダウンするには、shutdownコマンドを使用します。
シャットダウンコマンド
shutdownコマンドには4種類のオプションを指定できます。
コマンド | 説明 |
---|---|
shutdown [normal] | すべてのセッションが切断されるまで待った後にシャットダウンする ※オプションを省略した場合は、これになります。 |
shutdown immediate | 現在のトランザクションが終了後にセッションを切断してシャットダウンする |
shutdown transactional | 現在のトランザクションをロールバック後にセッションを切断してシャットダウンする |
shutdown abort | 即時強制シャットダウンする (状況により次回起動時にリカバリをする必要があります) |
実行手順
シャットダウンをするには以下の手順で行います。
①ORACLE_SID環境変数にシャットダウンしたいデータベースのSIDを設定する
SET ORACLE_SID=HOGEDB
SIDがHOGEDBの例です
②sysユーザでログインする
sqlplus sys/chage_on_install as sysdba
パスワードは環境に合わせて読み替えてください。 as sysdbaで接続します。
③シャットダウンコマンドを実行する
shutdown normal
実行するシャットダウンコマンドは状況により使い分けてください。
これでオラクルがシャットダウンできます。
サンプル
例)normalでシャットダウンする
- 実行例
- C:¥>set ORACLE_SID=HOGEDB C:¥>sqlplus sys/chage_on_install as sysdba SQL*Plus: Release 12.2.0.1.0 Production on 火 1月 28 15:34:21 2020 Copyright (c) 1982, 2016, Oracle. All rights reserved. Oracle Database 12c Enterprise Edition Release 12.2.0.1.0 - 64bit Production に接続されました。 SQL> shutdown データベースがクローズされました。 データベースがディスマウントされました。 ORACLEインスタンスがシャットダウンされました。 SQL>
解説
- シャットダウンコマンドの実行は慎重に行ってください。
(特に本番環境とテスト環境を間違えることが無いようにご注意ください)