PDB(プラガブルデータベース)を起動する方法です。
構文
- (PDBを起動する構文)
- ALTER PLUGGABLE DATABASE {<PDB名> | ALL} OPEN [READ WRITE | READ ONLY];
PDB名の代わりにALLを指定すると、全てのPDBを起動できます。
READ WRITE:読み書き可能状態で起動する(デフォルト)
READ ONLY:読み取り専用で起動する
サンプル
例)PDB「mydb」を起動する
以下サンプルでは、「PDBの状態を確認 → 起動 → 状態を確認」しています。
- 実行例
- SQL> show pdbs CON_ID CON_NAME OPEN_MODE RESTRICTED ------ --------- ---------- -------------- 2 PDB$SEED READ ONLY NO 3 XEPDB1 READ WRITE NO 4 MYDB MOUNTED SQL> alter pluggable database mydb open; プラガブル・データベースが変更されました。 SQL> show pdbs CON_ID CON_NAME OPEN_MODE RESTRICTED ------ --------- ---------- -------------- 2 PDB$SEED READ ONLY NO 3 XEPDB1 READ WRITE NO 4 MYDB READ WRITE NO SQL>
解説
- OracleのデフォルトではCDBを起動してもPDBは同時に起動しないので、PDBは明示的に起動する必要があります
(ただし、シードPDBは読取り専用で起動します) - CDBを起動した時に自動でPDBも起動させたい場合は、以下記事を御覧ください。
→ [ORACLE] PDBが自動起動されるように設定する - PDBの起動は、CDBに接続した状態で行ってください。
- オプション(READ WRITE、READ ONLY)を省略すると、READ WRITEで起動されます。