オラクルのデフォルト状態では、ログインに10回失敗するとアカウントがロックされるように設定されています。
これを何回失敗してもロックしないようにする方法です。
手順
まず、現在の設定を確認します。
例)ログインの失敗許可回数を確認する
1 2 3 |
SELECT LIMIT FROM DBA_PROFILES WHERE RESOURCE_NAME = 'FAILED_LOGIN_ATTEMPTS' AND PROFILE = 'DEFAULT'; |
- 実行例
- SQL>SELECT LIMIT FROM DBA_PROFILES WHERE RESOURCE_NAME = 'FAILED_LOGIN_ATTEMPTS' AND PROFILE = 'DEFAULT'; LIMIT ------------------- 10
10の場合は10回を超えてログインを失敗するとアカウントがロックされるように設定されています。
次に、ログイン失敗許可回数を無制限に設定します。
プロファイルの「FAILED_LOGIN_ATTEMPTS」値を「UNLIMITED」にすればOKです。
例)ログイン失敗許可回数を無制限に設定する
1 |
ALTER PROFILE DEFAULT LIMIT FAILED_LOGIN_ATTEMPTS UNLIMITED; |
- 実行例
- SQL>ALTER PROFILE DEFAULT LIMIT FAILED_LOGIN_ATTEMPTS UNLIMITED; プロファイルが変更されました。
設定が修正されたことを確認するために、もう一回最初のSQLを実行します。
- 実行例
- SQL>SELECT LIMIT FROM DBA_PROFILES WHERE RESOURCE_NAME = 'FAILED_LOGIN_ATTEMPTS' AND PROFILE = 'DEFAULT'; LIMIT ------------------- UNLIMITED
上例のように UNLIMITEDと表示されれば無制限になっています。
補足
- 上の例はDEFAULTプロファイルを使っている場合なので、DEFAULTプロファイル以外を使っている場合はプロファイル名を読み替えてください。
- FAILED_LOGIN_ATTEMPTS の初期値は10(=10回)です。(Oracle12cの場合)