リサイクルビンの情報を参照するには、RECYCLEBINデータディクショナリビューを参照します。
RECYCLEBINデータディクショナリの種類
RECYCLEBINデータディクショナリビューには以下2種類があります。
DBA_RECYCLEBIN | 全てのRECYCLEBIN情報を対象とする ※権限が必要 |
---|---|
ALL_RECYCLEBIN | ログインユーザが参照可能なRECYCLEBINを対象とする |
RECYCLEBINデータディクショナリの定義
RECYCLEBINデータディクショナリの定義です。
※DBA_RECYCLEBINとALL_RECYCLEBINは同じ定義内容です。
列名 | 型 | メモ |
---|---|---|
OWNER | VARCHAR2(128) | オブジェクトの元の所有者 |
OBJECT_NAME | VARCHAR2(128) | リサイクルビン内での名称 (例 BIN$~) |
ORIGINAL_NAME | VARCHAR2(128) | オブジェクトの元の名称 |
OPERATION | VARCHAR2(9) | 削除された操作(DROP/TRUNCATE) |
TYPE | VARCHAR2(25) | オブジェクトのタイプ |
TS_NAME | VARCHAR2(30) | 表領域名 |
CREATETIME | VARCHAR2(19) | オブジェクトの作成日時 |
DROPTIME | VARCHAR2(19) | オブジェクトの削除日時 |
DROPSCN | NUMBER | 削除時のシステム変更番号(SCN) |
PARTITION_NAME | VARCHAR2(128) | |
CAN_UNDROP | VARCHAR2(3) | リサイクルビンからの復元が可能かどうか(YES/NO) |
CAN_PURGE | VARCHAR2(3) | リサイクルビンから削除が可能かどうか(YES/NO) |
RELATED | NUMBER | |
BASE_OBJECT | NUMBER | |
PURGE_OBJECT | NUMBER | |
SPACE | NUMBER |
サンプル
RECYCLEBINデータディクショナリビューを検索するサンプルです。
例)削除したTARO.M_SYAINの情報を取得する
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SELECT * FROM ALL_RECYCLEBIN WHERE OWNER = 'TARO' AND ORIGINAL_NAME= 'M_SYAIN'; |
解説
- TABLE_NAME、ORIGINAL_NAMEは大文字で指定してください。
- USER_RECYCLEBINは、「RECYCLEBIN」シノニムでもアクセス可能です。
(例)SELECT * FROM RECYCLEBIN;