Oracle11g以降のバージョンから、データベースにログインする時のパスワードが大文字小文字区別されるようになりました。
(むしろ、なぜ今まで区別しなかったのか謎ですが・・)
セキュリティ的に、大文字小文字を区別するようにするのがベストですが、
システムの造りのせいで、大文字小文字を区別しないようにしたい場合もあるかと思います。
そういう特殊な場合のみ、この設定を行ってください。
サンプル
例)パスワードの大文字小文字を区別しないように設定するSQL
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ALTER SYSTEM SET sec_case_sensitive_logon = false scope = both; |
- 実行例
- SQL> alter system set sec_case_sensitive_logon = false scope = both; システムが変更されました。
☆現在の設定値は、sec_case_sensitive_logon初期化パラメータを確認します。
例)パスワードの大文字小文字を区別するかどうかの設定を確認する
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show parameter sec_case_sensitive_logon |
- 実行例
- SQL> show parameter sec_case_sensitive_logon NAME TYPE VALUE ------------------------------------ ---------- sec_case_sensitive_logon boolean TRUE
VALUEがTRUEの場合は、大文字小文字を区別します。
解説
- sec_case_sensitive_logon をFALSEに設定するのは非推奨なので、基本的にはTRUEで運用してください。